ゴルフには様々なリスクが潜んでる!それでもあなたはゴルフ保険に入りませんか?
ゴルフで起きるリスク
- 打球事故
- 打球事故で後遺症が残れば5,000万円の損害賠償!?
- ゴルフクラブの盗難・破損
- 盗難
- 破損
- ホールインワン・アルバトロス
- ゴルフプレー中にボールが当たった相手が失明
Case1.打球事故
先輩とのゴルフを控えたとある会社員。
久々のラウンドということもあって、少し気合を入れて練習をして当日に挑もうとしている。
まさか、当日に打球事故を起こしてしまうなど、本人は予想もしなかった
なんだか最近スライスがひどいな…
インパクトするときに問題があるのかなあ。
もう一球…
うーん、曲がるなあ…
- スライス気味な事が気になりながらも当日を迎える
さて、準備もできた。
しかし、いい天気だなー。
ゴルフ場はめっちゃ久しぶりだから良かった。
ぼちぼちスコアが出てくれりゃ満足だな。
- ゴルフ場に着くと先輩達もやってくる
「おう!久しぶりじゃねえか!」
「どうだ調子は?」
いやーどうも最近スライス気味で、OBなんてことになったら…笑
「俺も経験があるよ。スライスになる事を少し考えて調整してりゃどうってことないさ」
ですね!
みんな集まってきましたね!さ、いきましょ!
- 前半はまずまずなスコアで気持ちよくプレイ
「いい感じじゃねえか」
いやーまあ、スライスがおさまってきたんですかね。
もう微調整しないで思いっきり振っても行けそうな気がしますよ!
「あんま調子乗ると、体痛めっから気をつけろよ」
「さて、飯にすっか」
- ランチを食べてプレイに戻る。
「よし、お前からいけ。ここからコース狭いから注意していけよ」
あ、はい!
(…もうスライス大丈夫そうだし、1回思い切りいってみようかな。)
打ちます
(うわ!やっぱかなり曲がっちゃってる!)
「おいおい、通りの方行ってないか?あそこ地味に人が…」
え!かなり行っちゃいましたけど…
「まあ大丈夫そうだな。じゃあ俺打つぞ」
- ボールを探しに行く
(うーん、見当たらないかもしれないなあ…。)
…!?
- 人が頭を抱えて座り込んでる
だ、大丈夫ですか!?
気分でも…
!!
- その人の側には自分のボールが転がっていた
(も、もしかして…)
ボ、ボールが当たったんですか?
「あぁ…さっき後ろから飛んできた」
「ちょっと誰か呼んできてくれ…」
わ、わかりました!
- とにかくまずい事になった。焦りが止まらない
先輩!先輩!
あそこで、ボールが当たって座り込んでる人が…!
「まさか、それってさっきお前が…」
かもしれないです…
近くに私のボールが転がってました…
- その後、1週間の入院となった
「お前、ゴルフ保険にはもちろん入っているよな?」
い、いえ…久々でしたし必要ないかなと思って入っていません…
打球事故で後遺症が残れば5,000万円の損害賠償!?
今回の例は打球事故の被害を元にしました。
ゴルフ場で最も気をつけなければならない「打球事故」
あなたが上手い、下手に関わらず誰でも一定の飛距離を飛ばすことができます。
ゴルフボールは時代によって進化し、ボールが飛びすぎてつまらなくなるといった事も言われてるくらい進化しています。
打球事故を起こしてしまった場合、被害者の治療費から見舞金など多額のお金が掛かってしまいます。
頭に強く直撃したとなると、生命に関わる可能性もあり、後遺症が残るとなるととんでもない事に。
逆に、加害者となるケースだけでなく、被害者になることもありえます。自分が打球を体にもらって入院・通院する事となっても、相手が保険に入ってない場合はすぐに賠償してもらえないことも。
このような予測ができない事故などを、ゴルフ保険でカバーして身を守ることが大切です。
その他にもゴルフ保険は、たった年間3,000円(月250円~)から事故だけでなく自身の怪我や道具の破損まで広くカバーしてくれます。
タイガー・ウッズでも打球事故は起きてしまう
自分は上手いから大丈夫なんてこと思ってませんか?
この動画では、アイアンのためドライバーに比べ大きな弧を描きながら球速もそこまで早くないため、肩にぶつかって大事に至ることはありませんでした。
もちろんギャラリーが近すぎるのではないか?と思うかもしれませんが、プロはそのようなことは理解しているはずです。
しかし、風向きの読みや力の入れ方にミスが起きると、簡単に想定より遠くに飛んでしまうこともあります。
大事に至らなかったため「サイングローブ」のプレゼントで場は収まっていますが、一般人同士ではそうはいきません。
Case2.ゴルフクラブの盗難・破損
盗難
三重県警伊賀署は27日、プロゴルファーのゴルフクラブなどを盗んだとして、窃盗の疑いで滋賀県甲賀市の派遣社員、田中和馬容疑者(21)を逮捕した。
サンスポ
逮捕容疑は6月15日から7月13日までの間、甲賀市信楽町のゴルフ場内にある寮に侵入し、無施錠の部屋から男性プロゴルファーのゴルフクラブやゴルフバッグなど46点(計500万円相当)を盗んだ疑い。
抜粋:プロゴルファーの道具窃盗疑い、21歳男逮捕(サンスポ)
ゴルフクラブは高級品なものが多く、売却目的の窃盗犯の標的です。
ゴルフ場で盗みを働く人なんて居ないと安心しきってしまうと、被害にあってしまいます。
今、あなたが持っているクラブは盗まれても良いものですか?やっと手に入れたお気入りのクラブだったりしませんか?
ゴルフはスポーツの中でも、道具が高価な部類です。
ゴルフ場敷地内で盗難にあった際は、損害額を補償されます。
破損
この動画では新しいクラブで打ちっぱなしにいったらすぐ壊れたという内容。
見ていて怖いなと感じるのは、ドライバーのヘッドに異常が出始めてから、ボールが予測できない外れた軌道をものすごいスピードで飛んでいき、最終的にはヘッドも一緒に飛んでいく始末。
道具の破損と打球事故の両方が発生しかねないので、とても危険です。
破損の補償は「ゴルフ場」での破損のみとなりますが、このような事がもしゴルフ場でおきて、お気に入りのゴルフクラブは壊れるわ、人にボールを当ててしまい事故おこすわ、大惨事になるかもしれません。
破損でポピュラーなものとしては
- ドライバーのフェースが割れる
- 木に思い切り打ちつけて折れる
などです。
ゴルフクラブは言ってしまえば消耗品。
ゴルフ保険に入っていれば、ゴルフクラブの金額の一部を補償してくれるので、賢い買い替えもできます。
例(※金額はダミーです。保険会社にお問い合わせください)
10万円のクラブが破損する→保険で補償してもらい「3万円還ってくる」→差額7万円で同じものを買い直す。
といった事を年間3,000円からの保険で補償できるのです。
補償範囲は、「ゴルフ場の敷地内で起きた破損」に限られるので、打ちつけてクラブが変形したり折れたりすることから守っておきたいですね。
Case3.ホールインワン・アルバトロス
今ここがPAR3のホールだとしましょう。
1打目のティーショットとして、あなたはこの写真を見て「惜しい!!」と思いますか?それとも「危なかった!!」と思いますか?
日本のゴルフ文化として、ホールインワン(またはアルバトロス)を成し遂げると、周りにその幸運をお裾分けするといった文化があります。
- 記念品の贈呈
- 祝賀会を開く
- ゴルフ場に対する記念樹
- 同伴キャディへ祝儀
などの「お祝い」で50万円、100万円といった金額が掛かることも。
少なくともキャディさんが同伴していたら祝儀だけでも数万円は必要になります。
「危ない」と思う方は、ホールインワンの文化を知っているもののゴルフ保険に加入していない人が殆どではないでしょうか?
どうせ上手い人だけの話でしょ
と思うかもしれませんが、ホールインワンには確立では表せないイレギュラーなものも存在します。
たとえばこういったホールインワンも。
グリーンに先に打ち込まれたボールに当たって軌道が変化し、ホールインワンになるといったものです。
ホールインワンの確立は12,000~30,000分の1と言われているそうですが、その「1」がいつくるかわかりません。
嬉しいはずのホールインワンですが、こういった文化があるために急な出費をして、がっかりすることが無いように、ゴルフ保険でカバーしておくことが必要です。
こんな時どうする!?「ゴルフプレー中にボールが当たった相手が失明」
ゴルフ中の事故は怪我、病気を問わず意外と多いものですが、実際に起こってしまった場合には一体どのように責任が発生するのでしょうか?
今回は現実に起きた事故「ゴルフ中に誤って同伴者にボールが当たってしまい、相手が失明した」という判例を基に、どうすれば未然に防げるのか、何を用意しておけば良いかを考えていきましょう。
事件は2013年!被害者1人に加害者3名となった
まず、一体どのような事故であったかを振り返ってみたいと思います。判決は2013年4月5日に出ており、まずは今回の事件の登場人物について見ておきましょう。(表記は実際の判例を少しアレンジしています)
- 被害者X(失明した本人)
ゴルフ歴も相当に長く、現在でも月2、3回程度の頻度でプレーしている。加害者Aとは何度か同伴する間柄で、お互いの技量や癖などはある程度理解していた。 - 加害者A(ボールを打った当事者)
ゴルフ歴20年以上。現在でも月2、3回程度(被害者と同程度)プレーしており、被害者とは数回同伴経験あり。ただし、時折シャンクと呼ばれるミスショットをしてしまう傾向にあった。 - 加害者B(同行したキャディー。ゴルフ場所属)
現場となったゴルフ場で20年以上キャディーを務めるベテラン。技術的なサポートはするものの、被害者Xと加害者Aに「同伴プレーヤーがショットを行う時は、その前に立ってはならない」といった基本的なマナーの指導は必要ないと考えていた。 - 加害者C(ゴルフ場の経営者)
現場となったゴルフ場の経営者。
この通り、事件には被害者1人に対し、3人の加害者が関わっていることが分かります。普通に考えれば加害者Aが悪いんじゃないの?と思ってしまいますが、キャディーさんやゴルフ場にも責任が問われてしまうのですね。
では、なぜそうなってしまったのでしょうか?
当日の流れ
- 被害者Xと加害者A、13番ホールで第1打
2人のボールは両方ともグリーンから100メートルほど離れたところと、2メートル程度しか離れていない至極近しい場所に落ちた。落下地点とグリーンの間には傾斜があり、第2打の場所からはグリーンの位置を確認できないようになっていた。 - 加害者B、落下地点を確認して2人に伝える
被害者Xと加害者Aは、キャディーである彼女の言葉を頼りに第2打のためのポジションに立った。 - 被害者X、第2打のちそのまま前進
自分のボールの方が比較的手前にあるのを確認した被害者X。先に第2打を打ってから、自分のボールがグリーンに乗ったかを見ようとそのまま前進する。この時、加害者Aが第2打を打つ位置のちょうど右前方辺りまで行った。 - 加害者A、第2打
加害者Aが第2打を打つ。判例によれば、彼は自分が時折シャンク(ボールが右方向へ飛んでしまうミスショット)を打ってしまうことを分かっていながら、通常どおり間を空けずクラブを振ったのだと言う。 - 被害者X、振り返った瞬間ボールが直撃
すると、ボールはこんな時に限って運悪くシャンク。ボールが被害者Xの方へ飛んでゆくのを見て、加害者Aは思わず「あっ」と声を上げた。被害者Xがおもむろにこちらを振り向いた瞬間、シャンクしたボールが彼の左目を直撃!これが事故の一部始終である。
なぜそれぞれに過失がある?事故のポイントとは
このように、流れだけを見てみると非常に運の悪い事故のように思えます。しかし、具体的な損失が起こった以上それだけでは済まされません。この事例のポイントとしては、以下の要因をご覧ください。
- たまたまグリーンの確認がしにくい環境
- 加害者Aの動きを確認せず、ボールを確かめに行った被害者X
- 周囲の状況を顧みず、かつミスショットの記憶がありながら第2打を打った加害者A
- その場を把握し、2人に的確な指示を出せなかった加害者B
以上のポイントから、過失としては
被害者X:3割
加害者A:6割
加害者B:1割
加害者C:加害者Bの雇用者として責任を負う
となりました。
加害者→被害者への支払い額は「4,400万円」に!
被害者Xの被害総額は本来6,300万円と想定されましたが、そこから被害者自身の過失割合が差し引かれたため、結果的に加害者側は「総額4,400万円」の支払い義務を負うことに。
これは一般的に生涯の貯蓄額と言っても良いくらいの金額ですから、非常に恐ろしいですね。しかし、これはゴルフを趣味としている人にとって他人事ではありません。どうすればこういった事故に対応できるのでしょうか?
ゴルフ保険は、高額な損害賠償にも対応できる!
こんな時に便利なのが、月々数百円からでも加入できる「ゴルフ保険」です。と言っても、ゴルフ保険は最大でも数百万円くらいまでしか保障されないんじゃないの?と思いますよね。
実は、ゴルフ保険の多くには「第三者賠償責任」というオプションが付いています。これは自分や自分の身内以外の「第三者に怪我をさせた時」や「第三者のものを壊してしまった時」などに適用されるもので、何と数千万円~最大数億円補償されるのが一般的です。
数百万円はあくまでも自分が怪我をした時や入院が必要になった時などに下りる保険料であり、他者が関わる事例に関してはまた別の話なのですね。
また、その他にも「ゴルフ用品をなくした、もしくは盗まれた時」や「ホールインワンやアルバトロスを達成した際、記念品や祝賀会のためにお金を使う時」などで使えますから、ゴルフをプレーする方は絶対に入った方がお得と言えるでしょう。
ただし、加入したからといって安心しすぎるのはNG!たとえお金は何とかなったとしても、今回の判例のように被害者にとっては取り返しのつかない、その後の人生を台無しにされる事故となる恐れもあります。
長く有意義にゴルフを楽しむためには、まずしっかりとマナーを守ること。そしてくれぐれも周囲の状況を確認しながら、丁寧な動作でプレーすることを心がけてくださいね。
投稿者プロフィール
-
ともき 1984年生まれ。東京在住。30超えて40年できる趣味としてゴルフをはじめる。
ゴルフにドはまりしてレッスン通ったりYoutubeみたり。コーチを選ぶ基準は感覚派よりもロジックで説明される方が好き。現在のハンデは11.8(24年/2月)。
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