ゴルフ初心者必見!ゴルフマナーの基本を解説

ゴルフは紳士のスポーツと言われるだけあって、ゴルフ独自のマナーがどのくらいマナーを知っていますでしょうか。本記事では、これからゴルフを始める方・すでに嗜んでいる方に向けて、基本的なゴルフマナーをまとめています。

マナーを知る前に良いゴルファーとして押さえておきたい3つのこと

細かなゴルフマナーを確認していく前に、よいゴルファーとしてプレーするために以下の3つのことを押さえておきましょう。

  • その1.時間を無駄にしない
  • その2.他人に迷惑をかけない
  • その3.コースを大事にする

その1.時間を無駄にしない

時間を無駄にしない意識を持ちましょう。これは、ゴルフのスタートする時間の30分前にはゴルフ場につき、10分前にはティーイングエリアに到着するなど、ゴルフを始める前から心がけるべきことも含みます。また、ゴルフのプレーを始めてからは、プレーとプレーの間の行動を素早く行う(プレーファスト)ようにしましょう。

時間を無駄にしないようにするのは、自分や身内メンバーがスムーズにプレーすることもそうですが、後続のプレイヤーが追いついてしまい一時プレーを中断せざるを得ない状態を避けるためでもあります。まずは、9ホールのプレー時間はおおむね2時間~2時間15分程度を目安にしましょう。この時間内でプレーを抑えるためには、素早い行動を心がけることが大切です。

プレーファストのための心構え

初心者の内はプレーに時間がかかってしまうこともあるものです。ある程度はしょうがありませんが、そういう方こそ、少しでも素早くプレーできるよう以下のようなことに気をつけるとよいでしょう。

  1. 自分の打順がくる前に使うクラブを決めておく
  2. 次以降使うことが想定されるクラブを2~3本持ってボールのところにいく
  3. ボールやグリーンに向かう際、歩いた方が早ければカートに乗らず歩いていく
  4. 素振りは2回程度まで
  5. ホールアウト後は小走りを心がける

その2.他人に迷惑をかけない

マナーを守るという点では、「他人に迷惑をかけないという意識」がもっとも大切です。これは、先ほどの時間を無駄にしないことも含みます。その他にも、大声でしゃべらない・プレーしている他の人の迷惑になる行為を慎んだりすると共に、打つ人がボールを打つ構えを取ったら、集中を邪魔しないために音を立てないといった基本的なポイントを押さえることが大切です。

ゴルフの同伴者とはほぼ1日中時間を共にします。お互いに不快な思いをしないよう、基本的なゴルフマナーを押さえておくようにしましょう。

その3.コースを大事にする

人だけでなく、ゴルフのコースに対する思いやりも忘れてはなりません。ゴルフは自然の中でプレーするスポーツなので、自然を保護しながらプレーすることに意識を向けましょう。とくにコース内でたばこを吸ったり、果ては吸ったたばこをポイ捨てしたりしないよう注意が必要です。また、基本的にコース内は禁煙となっているため、喫煙者の方はゴルフを始める前に喫煙スペースを把握することをおすすめします。次回同じゴルフ場に来た時に、自分自身が気持ち良くプレーするためにも、コースを大切にする意識を忘れずにいましょう。

服装に関するゴルフマナー

ゴルフ場では服装に関してもマナーがあるので、うっかり場違いな格好にならないように注意しましょう。

ゴルフ場での基本的な服装

基本的な服装は男女共に襟付きのトップスとパンツルックです。トップスについては、露出の少ないものを選びましょう。ポロシャツなどが一般的ですが、タートルネックやハイネックのシャツであっても問題ありません。パンツルックに関しては、スラックスやチノパンなどを選びます。足元はシューズが基本で、サンダルなどは避けましょう。

また、パンツはロングパンツが主流ですが、女性の場合は最近ではショートパンツやミニスカートをはくことも増えています。ただし、ゴルフ場ではミニスカートを禁止していることもある他、プレー中にはしゃがむことも少なくありません。特に初心者の内はロングパンツにしておくことをおすすめします。

ゴルフ場での服装はコース内だけでなく、クラブハウスなどでもこのマナーを守るのが基本です。ゴルフプレー前後の行き帰りについてはラフな格好をされる方もいますが、これはマナー的には良くありません。夏を除いては、ジャケットを着用するのがドレスコードとなっているゴルフ場がほとんどになります。

サンバイザーやベルトなどの小物

小物については、頭部を日差しや雨から守るための帽子やサンバイザーをすると共に、ベルトも着用しましょう。強い日差しや紫外線から目を守るためにもサングラスもあるとよいです。

汗を拭くためのタオルをゴルフ場に持ち込むこと自体は問題ありませんが、プレー中にタオルを腰に下げたり、首に巻いたりするのはマナー違反となります。タオルは、基本的にはゴルフカートに入れておき、汗を拭くときだけ取り出すよようにしましょう。

夏と冬の服装の違い

ゴルフ場での服装の基本は襟付きのポロシャツに丸首のスポーツシャツですが、夏はこれらの服装の素材を通気性のよい速乾性のよいものにするとよいでしょう。半袖の方が涼しいように思うかもしれませんが、長時間炎天下でプレーするので、日差しから守ってくれる長袖の方が涼しく感じることもあります。また、日焼け対策としても有効的でしょう。また、夏場はショートパンツやスカートが増えますが、その際にはくるぶしの隠れる靴下やハイソックスを着用するのがマナーです。

冬の場合は防寒性を備えながらも動きやすいものを選びしましょう。例えば、薄手のウインドブレーカーや袖のないダウンベストなどがおすすめです。また、ネックウォーマーやニートキャップを着用してもマナー違反とはならないので、有効的に使っていきたいところです。

グリーン上でのゴルフマナー

ゴルフのグリーン上では以下のような特有のマナーがあります。

  1. 走らない
  2. ラインを踏まない
  3. ボールの跡は直す
  4. 旗はグリーンの外へ
  5. カップの緑は踏まない

グリーン上で走ると芝を傷つけてしまう可能性があるため、走ってはいけません。また、他の人がパットを打つ際、ボールからカップまで実際に通るであろうボールの軌道のことをパッティングラインと言います。このラインを踏んでいたり、自分の影を落としていたりするとプレーの妨げになるため、配慮が必要なのです。

その他、ボールがグリーン上に落ちたときの跡は直すと共に、カップから旗を外すときはグリーンの外に持っていく、カップインした後、ボールを取り出すときにカップの縁は踏まないといったことにも十分に注意しましょう。

バンカーでのゴルフマナー

バンカーでのプレーにもマナーはあります。

  1. バンカーの低い方から入る
  2. バンカーから出るときはならす

バンカーに入るときは、土手の低くい部分から入るのがマナー。これは高いところは危険であるとともに、高いところから入ると土手の砂が崩れて芝を傷める可能性があるためです。また、バンカーショットの跡はショットの跡や自分の足跡などをならすようにしましょう。バンカーの周辺にはレーキと呼ばれる、バンカーをならすための道具が置かれているため、それを使ってバンカーをならします。

事故を防ぐためのゴルフマナー

ゴルフは一歩間違えると大事故になりかねないスポーツです。事故を防ぐためのゴルフマナーについてもしっかり覚えておきましょう。

  1. 人の近くでゴルフクラブを振らない
  2. 打つ人の前には出ない
  3. 前のグループがいるときは静かに待つ

当然ですが、人の近くでゴルフクラブを振らないようにするとともに、打つ人がいるときはその前に出ないようにしましょう。これはいかなる時であっても意識しておかなければなりません。

また、前のグループのプレーが遅く、次のホールに前の組の人がまだ残っていることもありますが、こうした時にはその人たちが十分離れるまでは静かに待つようにしましょう。気にせずに進めてしまうと、自身が放ったボールが前のグループの人に直撃し、ケガをさせる可能性があります。

投稿者プロフィール

管理人
ともき 1984年生まれ。東京在住。30超えて40年できる趣味としてゴルフをはじめる。
ゴルフにドはまりしてレッスン通ったりYoutubeみたり。コーチを選ぶ基準は感覚派よりもロジックで説明される方が好き。現在のハンデは11.8(24年/2月)。