子どもにゴルフを始めさせる前に知っておきたいこと

自分がゴルフを好きだという方の中には、子どもにもゴルフの楽しさをしって欲しいと考えている方も多いかもしれません。

ここでは、子どもにゴルフを習わせたいと考えている方に向けて、ゴルフを始められる年齢や、始めることのメリットなど解説していきます。

子どもがゴルフを始められるのは何歳から?

プロゴルファーの話を聞いてみると、かなり早い段階からゴルフを始めていたことが分かります。例えば、はにかみ王子の呼称で人気を博した石川遼選手は「6歳の頃、父親に連れられてゴルフ練習場に行ったことがきっかけ」だったそうです。

また、日本のエース選手である松山英樹選手は4歳のころに父親の影響でゴルフを始め、2016年に日本男子ゴルフツアーの賞金王に輝いた池田勇太選手は6歳の頃始めています。

このように、プロゴルファーとして活躍している選手の多くは小学校に入る前からゴルフに触れており、早い人では3歳頃から、遅い人でも10歳頃までには始めているようです。

地域によって異なりますが、4歳頃からゴルフスクールでゴルフを習える他、各地域にあるジュニアゴルフ協会には4歳ころ(地域によって異なる)から18歳まで所属可能。プロの開始年齢・スクールの対応年齢を考えてると、子どもに本格的にゴルフを習わせえうのであれば4歳頃から10歳頃までの間が適しているといえるでしょう。

とはいえ、ゴルフは大人になってから始める方もいるなど、年齢に左右されにくいスポーツです。無理やり始めさせるのではなく、子どもが自然とゴルフに興味を持つまで待つのも一つの方法かもしれません。

子どもがゴルフをするメリット

子どもにゴルフを本格的に習わせて、プロを目指させるのもよいですが、プロ以外にもゴルフを習うメリットには以下のようなものがあります。

  1. 家族でゴルフを楽しめる
  2. マナーが学べる
  3. 集中力が身につく

1.家族でゴルフを楽しめる

子どもがゴルフを習うことで、家族でゴルフを楽しめることです。ゴルフはサッカーや野球など、体格差の影響の大きく、人数を必要とするスポーツと比べ、兄弟や親子、場合によってはおじいちゃんおばあちゃんを交えて幅広い世代でプレーできます。ゴルフをプレーすることで家族の絆が強まったり、コミュニケーションの場になったりすることも可能なのです。また、幅広い世代がプレーできるということは、子どもがおじいちゃん・おばあちゃんになっても楽しめる、生涯スポーツとしても楽しめます。

2.マナーが学べる

ゴルフを通して、子どもが礼儀やマナーを学べることも大きなメリットです。ゴルフは紳士のスポーツと言われるほど、礼儀やマナーを守りながらプレーすることが求められます。

他競技と異なり、審判がおらず自己申告でスコアがつけられていくのが特徴で、マナーやルールを守りながらプレーしていく必要があるため、自立心も養われるでしょう。スポーツを通した人間形成の場としてゴルフを選ぶことは、良い選択のひとつだと言えます。

3.集中力が身につく

自分の思い通りに球を打つには、集中力が必要です。ゴルフはスコアこそ他人と競いますが、クラブを振る瞬間は自分との戦いです。いかに集中し、普段の力を発揮するかが試されます。そんなゴルフで養った集中力は、その後の人生においてさまざまな場面で活用できるでしょう。

子どもが楽しくゴルフするための3つのポイント

子どもがゴルフを習いはじめて上達していくためには、楽しんでゴルフに取り組むことが大切です。ここでは、子どもが楽しくゴルフするための3つのポイントをお伝えします。

褒める

始めたばかりのころはできないことばかりなので、アドバイスをしても上手くいかなこと多々あります。まずはできているところから褒めてやる気を引き出していくようにしましょう。子どもは褒められることで、ゴルフを途中で投げ出さずに上達するまで頑張ってくれるでしょう。

環境を整えてあげる

子どもがゴルフに楽しんで取り組みだしたら、自宅にパターの練習マットを置くなどゴルフに意識を向かわせる環境を整えてあげましょう。日頃から親がパターの練習をしていると、それをみて子どもも自然とパターを振りたいと思うようになるはずです。ときには親子でパターの勝負をしてみるのもおすすめ。

また余裕があれば、ゴルフの上達が見られたらゴルフクラブをプレゼントするなどしてモチベーションを高めてあげるのもよいでしょう。

楽しませる

逆説的ですが、「とにかくゴルフを楽しいもの」だと子どもが思うようなサポートも大切です。

例えば、親が楽しんでゴルフしている姿を見せたり、まずはゴルフゲームでゴルフの楽しさを感じさせたりとったこともおすすめです。

また、本格的にゴルフを始めた後は、練習やラウンドを回る中で至らない点が見えてもアドバイスばかりするのではなく、いまできているところを見つけて褒め、ゴルフが楽しいスポーツだと思わせることが大切です。「好きこそものの上手なれ」という言葉があるように、好きは上達の力になってくれます。

子どもむけゴルフ教室ってどうなの?

子どもにゴルフを教えるには、大人の常識からでは教えられない部分も多くあります。子どもと大人とでは体格差があり、大人にとっての正しいが、子どもにとっては適していないこともあるためです。こうのような場合、教えるプロである子ども向けゴルフ教室の利用を検討してみるとよいでしょう。

ゴルフ教室に通うことで、プロから適切な指導を受けられるだけでなく、同じ年ごろの子どもたちと一緒にゴルフに取り組むことで自分のプレーにフィードバックできるメリットもあります。その他、スクールに所属してある程度上達していくと、大会に出場する機会も多く訪れるようになるでしょう。

折角練習したのですから、その上達の成果を大会で披露したいと思うものです。大会に出て成果が出れば自信につながりますし、仮に成果につながらなかったとしても、次に活かす向上心を養うことができます。

レッスン料はどのくらい?

子どもむけゴルフ教室は、一般的に打ちっぱなし会場の一部のスペースを利用して、打席でプロから打ち方を教わっていきます。この場合のレッスン料の相場は、月に10,000円程度です。ただし、エリアやレッスンの内容、教室の場所が室内か屋外かなどによってレッスン料は異なるもの。ラウンドレッスンを行っている場合は、40,000円程度の費用を支払う必要もあります。

ゴルフ教室ではクラブも貸し出してくれるため、自分のクラブを揃えるための費用を捻出する必要はありません。

まずは打ちっ放しがおすすめ

子どもも楽しいかどうか分からないうちに、ゴルフ教室に通わされては厳しい指導でゴルフが嫌いになる可能性があります。すぐにゴルフ教室に入会するのではなく、まずは打ちっ放しに行って基本的な動作を教え、ゴルフを楽しいと思うのであればゴルフ教室への入会を検討するとよいでしょう。

また、ゴルフ教室では入会前に体験教室できることがほとんどです。まずは体験教室に行ってみて子どもが楽しそうにしているかを見る、というのもよいでしょう。

万が一のためにゴルフ保険のことも忘れず

ゴルフは場合によってはケガをしてしまう・させてしまうスポーツです。子どもにゴルフをさせて練習場に行った際、他のプレイヤーにケガをさせる可能性もゼロではありません。

プロゴルファーでもケガをさせてしまうことはあります。だからこそ、子どもにゴルフをプレーさせるのであれば、万が一のためにゴルフ保険の加入をおすすめします。リーズナブルに入れる保険もあるので、ぜひ検討してみてください。

投稿者プロフィール

管理人
ともき 1984年生まれ。東京在住。30超えて40年できる趣味としてゴルフをはじめる。
ゴルフにドはまりしてレッスン通ったりYoutubeみたり。コーチを選ぶ基準は感覚派よりもロジックで説明される方が好き。現在のハンデは11.8(24年/2月)。